デメリットも知っておこう

金融系システムエンジニアは一般的に他のシステムエンジニアと比較して平均収入が高く、また経歴に与える影響も大きいため将来的なキャリアアップに繋がりやすい。しかし、メリットに対してそれ相応のデメリットがあるのも事実だろう。その1つは、業務規模や仕事量の多さだ。だが金融系は慢性的に人材不足で1人あたりの業務負担が高く、残業や休日出勤は覚悟する必要がある。
また業務規模が大きいと人員数もそれと比例して多くなるため、人間関係の構築などに苦労する可能性も高い。そして仕事内容の多さに加え、システム自体の問題や時節の変化などにより頻繁に計画の変更が行われることもあり、それに対応する業務が積み重なって負担が更に大きくなってしまうのだ。それらの問題が悪循環となって、余計に解消しがたい労働環境になることにも繋がる。
もう1つのデメリットは、プロジェクトのリスクの高さだ。金融機関のほとんどの業務はシステムエンジニアが構築・開発したシステムを中心に稼働している。そのシステムが適切に働かなければ業務自体が満足に行えず、その企業にとって多大なダメージとなってしまう。そうなればシステムエンジニアとしての信用を失い、自分のキャリアに傷を負ってしまいかねない。そのため、いち技術者としての責任は重く、失敗した場合のリスクも非常に高いのだ。だが、そのリスクやデメリットを乗り超えて得る達成感やメリットはそれ相応であり、とてもやりがいのある職種ともいえる。それを踏まえた上で金融系システムエンジニアを目指すのであれば、[ http://aiming4financialse.com ]を参考にしてみるといい。